最後は、さんのすけです。さんのすけさんは自由です。FREEDOM!って感じでした。

さんのすけは実は予定外の妊娠でした。金銭的にも考えて2人までの予定でしたが、まさか、にのすけが産まれて一年も経たないうちにできるとは…

今回はまず、妊娠を疑いませんでした。気持ち悪いなー。風邪ひいたのかなー。体も怠いしなー。という感じが2週間くらい続きました。変だなーでもまさか妊娠なんてしてるわけないよなー。生理きてないしなー。

そうなんです。私、母乳をあげていたので生理がきていませんでした。なので妊娠を疑うことはありませんでした。でもさすがにおかしい…検査薬買って調べました。結果は陽性。慌てました。

私は、嬉しさよりも困惑してしまいました。果たして3人もいてやっていけるだろうか…不安が頭を過ぎります。しかし、できたのだから産むしかない。せっかく宿った命を無駄にはできません。何とかなる!そう思い産む決意をしました。生理こなくても妊娠するのですね。排卵はちゃんとしてるみたいです。学びました。次は女の子!!期待しましょう。

まだ1年も経たずにまた産院にお邪魔したので、びっくりされますよね。しかも、早産で正規産に産まれたことがないので大丈夫なの?っていう雰囲気が漂ってました。

2人とも早く産まれてんだよねー…何回聞いたことか…

できたんだからしょうがないだろー!って思いながら病院に行ってました。まぁお腹の中にいれない、早く産まれちゃう体質なんだろうねー。と先生に言われました。なので、今回は早めの張り止めの薬と早産予防の注射をお尻に打つことになりました。この注射が痛い!検診の度に打つので、最後の方は一週間に1回打ってました。筋肉に打っているので痒みがでてきたり、青痣になったりして座るとお尻が痛かったです。

 

まぁ薬を飲んでも、注射をしても張る時は張ります。もう、妊娠して3ヶ月の頃から張っていました。いちのすけを妊娠した時から張っていたのでこれが普通なんだと思っていました。そのことを友達に話したら、「それは普通じゃないよ。」と言われました。普通は妊娠後期あたりに張ってくるらしいのです。私、自分がどれだけ危ない体をしているのか、その時初めて知りました。

 

できるだけ安静に…してられるわけもなく、せっせと家のことやっていました。助かったことと言えば、いちのすけが幼稚園に行ってくれてたことですかね。にのすけはまだ外で遊ぶには早かったので、家で安静にする時間が前回妊娠のときよりありました。

 

そんな感じで順調に妊娠生活が過ぎて行きました。

32週たった頃、夜に、ぐるんぐるんお腹が動きます。なんだって今日は元気だなぁ。とゴロゴロ動く我が子の成長を喜ばしく思ってました。

33週検診のため病院へ。エコーで赤ちゃんを見ます。

「あれ?赤ちゃん回っちゃったね。逆子になってる。」

…….えーーΣ(・□・;)

「でも、まだ逆子でも大丈夫だから焦らないでね。」

そう言われたものの複雑な心境でした。もしも、治らなければ帝王切開。それだけは絶対避けたい。不安が増していきました。

 

何回かお腹がぐるんぐるんしましたが、エコーみると全く同じ場所に居座ってました。元に戻る気0です。

35週で本格的に逆子体操を始めました。お腹が張りやすいので下手すると産まれてしまいます。細心の注意をし、逆子体操しました。ぐるんと動く度に治ったかもしれないと期待しましたが全く直る気配はありません。

 

37週、逆子が直る気配がないので、38週で帝王切開することになりました。

私の通っている産院は帝王切開も行なっている産院でした。手術の流れを説明され少し恐怖感が出てきました。

「ご主人さんに思いっきり横に倒してもらってもいいから、手術の日まで逆子体操やってみて」そう先生に言われました。さすがに思いっきりは怖いので、自分で回数を増やしたりと頑張りましたが…直りませんでした。頑固な赤子です。

 

結局、手術が決定し、前日に入院し本番を迎えることに。

入院初日は検査をします。心音検査、心電図、X線。午前中には終わります。お昼を食べてシャワーを浴びたら処置室で毛を剃ります。なぜかというと切ったあとにテープを貼るからです。

大体の検査等は終わり、夕飯を食べ、再び心音を調べてこの日は終わりです。夜9時以降は絶食になります。水も飲めないので結構辛かったです。

 

次の日の朝、6時に起床し浣腸をし、トイレには行けなくなるので管を入れて、点滴をして、時間まで待ちます。

時間が近づくと注射をして、主人にバイバーイをして手術室に入ります。入った瞬間、予想に反して物凄く明るい部屋にビックリしました。たくさんの看護師の方と助産師の方がいて、私の緊張もピークです。局所麻酔なので腰に注射を打つのですが、物凄く痛いのかと思い看護師さんに思いっきりしがみついたのですが、思ったほど痛くありませんでした。だんだんと足に痺れがでてきて、感覚がなくなっていきます。先生にピンセットで強く摘まれますが痛みを感じなくなったので、メスが入りました。ガチャガチャと機械が入る音がして胃が圧迫され痛かったです。お腹を開いて10分もかからないうちに…

 

オギャー!。。。。さんのすけが誕生しました。

顔を少しみて、写真を撮って赤ちゃん退室。私は寝るための注射をし眠りに落ちました。

お腹を閉じて、手術室を出る時のことはほとんど覚えていません。遠くで声が聞こていたような。そんな感じです。

目を覚ましたのは、午後になってからでした。まだ麻酔も切れていないので足には違和感しかなかったです。何回か寝ては起きてを繰り返して、下腹部に激痛が走ったのは、麻酔が完全に切れてからでした。座薬を入れられ、少しすると痛みも落ち着き、再び眠りに落ちました。

完全に目を覚ましたのは次の日の朝でした。ずっと別部屋にいたので自分がいた部屋に戻ります。1日経ったとは言え、体は全く動きません。足には、血栓予防のマッサージ器具がつけられていました。

 

ずっと寝ているわけにはいきません。管を外されトイレに行くよう促されます。起きたくてもなかなか起きれず、最初のトイレに行くのに随分と時間がかかりました。膀胱に溜まったものを出すのは痛くてしかたありません。こんなにトイレが苦痛になるとは…

部屋に戻って1日目の午後、少しだけ赤ちゃんと触れ合う時間がありました。ふわふわしててかわいい( ̄∀ ̄)10分 くらいで面会終了。2日目から母乳をあげていくとのことでした。

2日目はまだまだトイレに行くだけが精一杯のとこ、赤ちゃんに最初の母乳をあげました。ほんとにちょっとしか出なかったけど、吸ってもらうことができました。この日の夜から、お茶を飲むことを許されました。

 

次の日の朝からお粥が出ます。久々に食べたご飯は、お粥だけど最高に美味しかったです。シャワーも浴びることも許され、やっと体も綺麗になりました。徐々に動くことも増え、後陣痛も3日目あたりから楽になりました。

赤ちゃんは4日目あたりから頻繁に母乳を与えて、かんぜんに点滴が抜けた5日目には母子同室になりました。3人目はもう手慣れたものです。看護師さんにも流石だねと言ってもらえました。

 

退院は、出産して9日後にしました。1日伸ばしても良かったのですが、上の子もいたので早めに退院することにしました。まだ、傷口は痛みますが動くのには支障はありません。

これで長い入院生活は終了です。家族と離れると家が恋しくなりますね。

男の子3人目になった我が家。また賑やかになったのです。